季節のお飯ごと表紙
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12月
十二月は、昔の人が“師も走る(師走)”と言っているほど、何かと慌ただしい月です。年の終わりということもあり、いろいろとあった出来事や仕事、生活を一応まとめておこうと思うからでしょうか。
日本にはお歳暮という習慣がまだ残っていて、到来物が多い月でもあります。いろいろと言われる方もいらっしゃいますが、私はこの習慣が好きです。
特にとてもご無沙汰している方や、遠方から心のこもった品物が届くと心が躍ります。土地の名産品や、美味しい物を送っていただいたときなどは、友人達を呼び、お茶事のまねごとをして一緒に楽しみます。東京生まれの私には、知らない食べ物があったり、また、知らない食べ方をうかがったりして、いつも新しい発見をします。
外国にクリスマスプレゼントがあるように、日本に伝統的なお歳暮があることは、とても良いことではないかと思います。
今回は、そんな到来物を生かして、献立を考えてみました。
花:椿、臘梅(ろうばい)
器:『信楽蹲(しがらきうずくまる)』
写真:小林 庸浩