特集/土鍋画像
まるで宮地さんの中に 何人もの作家がいるような錯覚さえ持ってしまいます。 陶芸家、宮地生成さんの作品は、 一つの枠に捕らわれない多様さが特徴。 宮地さんちの土鍋、大集合
宮地さん画像
まったく別の顔を持つ作品たち
陶芸家、宮地生成さんの作った食器に初めて出会ったのは、東京・目白台にある【うつわの店・ギャラリーKAI】でのことでした。こちらのギャラリーに何回となく通っていますが、今回の土鍋をご紹介するまで、宮地さんの作品の全貌を熟知していなかった私。というのも、まったく別の顔を持っているのが、宮地作品なのです。

ナニナニ? あれも宮地さん? ナ〜ニ、これもだったの?
一人の作家が作ったとは思えない作品の多様さに、まずは驚かされます。
 
思えば宮地さんの作品と初めて出会ったのは、ずいぶん前のこと。焼締めの丸皿が出会いです。一見、上品でシンプルなただの丸皿。ところが実はこれが、リバーシブル。薄い平皿のため、裏返せば食器からちょっとした平台に変身。小さなお飾りを乗せれば、その場の空気を一変させてしまいます。素敵なアイデアと、そのモダンな皿に一目惚れ。ウームとうなったのを昨日のことのように思い出します。

次に目に付いたのが織部の菊皿。なんともいえない渋い緑の色合と、バランスよく切り込み線の入った美しいデザインが目に飛び込んできました。この皿には絶対に薯蕷饅頭!をと、小皿に乗せた図がいつまでも頭から離れませんでした。

最近では、新作のスープカップ&ソーサが目に止まりました。何の変哲もない形ですが、その色に圧倒されました。今まで見たことのない不思議な発色。鈍く光る鉄釉の輝きに、思わず‘カッコイイ!’と、ところ構わず叫んでいた私。
角度によってはほんのり桜色、別の角度では青みかがった銀白色の鈍色を放っていたのです。内側の白とあいまって、それは見事。高級ホテルでいただくスープを思い起し、不釣り合いな我が家がチラリと頭をかすめたのを妙にリアルに覚えています。

そして今回の土鍋の個展です。(ページの最後にご案内があります。)
秋にむけて、ギャラリーKAIで土鍋展を開催するということで、ごはん用の土鍋を拝見するや、こぶりな大きさといい、色、形、柄…、なぜかいとおしく、胸に迫るのでした。

それぞれの作品の印象はいまだ鮮明です。個展は今回は土鍋が中心ですが、織部シリーズや焼締シリーズなどシリーズごとに開かれており、ほかの食器類も同時に展示するそうです。
宮地さんちの土鍋、大集合。見ているだけでもワクワクしてきます。
織部の菊皿、酒器、ぐい呑み。端正でシンプルな菊皿につまみを乗せて、遊び心ある酒器とぐい呑みで、ご一献。
ほんのり桜色、鉄白色に光る鉄釉の色に釘付け。
知らないうちに宮地ファン

焼き物の好みは、いたって個人の趣味性の強いものですから、好き嫌いはそれぞれ分かれます。ところが宮地さんの場合、不思議なことに、「手に取ったものがたまたまみんな宮地さんのものだったというお客さんが多く、知らないうちに宮地ファンになっている方も多いんです」とギャラリーKAIオーナーの小林徳子さん。
まだ宮地ワールドに足を踏み入れたばかりの私ですが、これだけ違う作品を作りながら、最終的に同じ人を呼び寄せてしまうその魅力はいったいどこにあるのか。宮地生成さんにお話を伺いました。

黄瀬戸の土鍋。蓋の穴は、蟹穴?火にかければ、ブクブクと泡が。
それぞれがまるで別人のような作品ですね。

個展をやると、何人のグループ展なの? なんてよく聞かれます(笑)。

僕は一つの焼き物を追求するタイプじゃないんですね。陶芸家といっても人それぞれ。僕の場合、技法でも装飾でも、誰かがやったことに対して、「ナンデやろ?」と、自分に問い掛ける。それをどうやったらできるのか、その工程に興味があるんです。

だから、僕のできないものに出会うと、ムラムラとやる気が起こる。でもやってみて、消化できてしまえば、それでもういいんです。

ところがやっていくうちに、必ず新しい発見がありますからね。そこからまた始まっていく。そんな風にして新しいものを追い掛けていくうちに、こんなになっちゃいました。ま、節操がないといえば節操がないんです(笑)。

火にかけると、やがて狸の手が出る、足が出る?黒釉煮物鍋。

宮地さんは焼き物の町、瀬戸で生まれ育ちました。瀬戸から車で10分、織部や黄瀬戸が盛んな地、赤津にある飽津窯(あくつがま)の5代目、陶芸家となって25年です。
代々、織部や黄瀬戸の食器や茶道具を作ってきた飽津窯ですが、宮地さんが瀬戸の窯業高校の専攻科で学んでいた時、提出した作品を見て、先生にいきなり‘赤津の子やなぁ’と言われたのがショックで、約10年間伝統の織部を避けていたといいます。
つまりそれは、田舎臭いということ。絶対に織部はやるまいと心に決め、モノトーンの壷やオブジェなど作品的なものを作ることから陶芸家の道をスタートさせました。スタートから12〜3年たった時に父親が病気で倒れたのをきっかけに織部を始め、同時に食器づくりもはじめて現在に至ります。

工房を訪れると、迎えてくれる宮地シーサー
宮地さんの作品の特徴
青っぽく濁った古い織部の緑

この土地の織部といえば、透明感のある透けた緑色が主流となっていますが、宮地さんの緑は青っぽく乳濁した緑色。これは古い織部にあった艶消しの緑に近く、なかなか出せない色といいます。     

この色を出すまでには試行錯誤の連続だったのですか?

いや。実験していてたまたまですね。出るはずがないと思っていたら、出ちゃった。そういうのって、あると思いますよ。

なかなか出すことの難しい乳濁した昔の織部の緑色。
エキゾチックかつ縄文風、空想の絵のようでもある上絵

魚あり、鳥あり、またはオリエンタル風の図模様ありと、いわゆる具象画ではない絵柄が大胆に食器を飾ります。織部風上絵とも違う子供の描いたような独特の絵柄が大胆に施されています。
      
何の絵を描かれているのですか?

といった質問が、いちばん困るんです。何を描いているかは、自分では説明できンからね…(笑)。
昔から絵は下手だったんですよ。スケッチは特に苦手。だから子供の頃、図画の時間は嫌でね。でも上絵は、なんだっていいんです。顔は魚でも、お腹ン中は別。だから魚風…。上絵は、僕にとっての宇宙が出とる
(話が乗ってくると、名古屋弁になる宮地さん、それがまた宮地さんらしいのです)

鳥か?それとも亀か?宮地ワールドここにあり
遊び心がにじみ出る造形と動物たち。

たとえば、焼締めに白釉がゆったりとかかった醤油差し。その形は、どことなくユーモラス。織部の酒器も猪を連想させます。ほかに、牛や山羊、犬に豚、アリクイに恐竜といった動物たちの登場する鉢や香立てなどもあり、「中には、ナニコレ? といったデザインや形のものもあります(笑)」と小林さん。
どれも遊び心を感じさせる作品たち。それでいて、醤油差しなどの注ぎ口は水切れがよく、使い勝手のいい実用性にも富んでいます。


この遊び心は、どこから出ているのですか?

何の仕事をするにしても、どこかで楽しみを持たンとね。絵を描くでも、窯出しでも、何かの工程で楽しみを一ヶ所は自分で作ります。メチャクチャ仕事するの、僕、好きな方やないから、楽しみ作らンと、息が詰まっちゃう。
動物シリーズなんかも、顔の表情を一つ一つ自分で作れる。それが、楽しいもンね、面白い。この形にはこの頭とかいった決まりごとで考え出すと、僕は作れンようになるから、もう、何でもアリ。自分の楽しみがあると、作品に膨らみが出るンですワ。 

猪か豚を連想させる織部酒器、焼締めにたっぷりの白釉の醤油差し。いずれも注ぎ口の水切れがいいと、小林さんは太鼓判。
楽しい土鍋たちが勢揃い
土鍋といえば、三重県の伊賀が有名です。形は、深さの違いはあっても、色や柄など、だいたい変わりないのが普通なので、土鍋選びは、限られた範囲から捜さざるを得ず、なかなか気に入ったものがみつからないものです。
ところが、形も柄も用途も様々で、見ているだけでワクワクしてくる宮地さんの土鍋たち。「特にいろいろなデザインがありますから、土鍋のイメージをガラリと変えてくれます」。小林さんが言うように、楽しい土鍋たちの勢揃いです。
 

土鍋に出会うまで

土鍋は、宮地さんにとって一つのジャンルにすぎません。しかし食器の中でも、土鍋は思い入れの強いものの一つだといいます。土鍋の土との出会いなどから宮地生成という陶芸家の素顔がさらに見えてくるのです。

なぜ土鍋をつくろうと思ったのですか?
あかんべエ犬

なぜって、自然に作っとったンやけど。

でも、そうやなぁ。土鍋は土でできとるでしょ。誰でも作れるくらいにしか思ってなかったンですワ、最初。
ところが、土鍋の土は、食器の土と根本的に違ったンです。

最初はそんなこと知らンかったから、普通に鍋用の土を買ぅてきて作りましたが、何度やっても火にかけると割れるンです。なんでかなァ。いいかげん嫌気がさしてきた頃に、たまたまみつけた土がぜんぜん割れンのですわ、これが。不思議やったぁ。
つまりありきたりの土じゃダメやったンです。でも、もし最初から割れとらンかったら、ここまでのめり込まンかったと思う。鍋の土なんに、どぉして? いうのが、僕の意欲をかきたてた。できンと嫌じゃないですか。気持ち悪ウて…

哲学する牛
では、土鍋作りは、土に始まって土に終わるんですね。

いやいや、それが。土がうまくいったと思ったら、こんどは、釉薬ですワ。

鍋の中と外の釉薬を変えた方がエエかナと思ぅてやったら、これまた割れる。

試験してから焼けばいいんでしょうけど、僕は行き当たりばったり人間(笑)。そうそう。おととしのKAIさんの土鍋展の時ですよ。一窯焼いて、ぜんぶ割れたことがありました。アハハ。
窯開けた途端に、ナ、ナンデ? なんでバカバカこンな割れなアカンのぉ。何が悪いわけぇ? 泣きながら電話して、その後寝ずに焼いたことがありました。
だから、あれです。土鍋がきちんと出来上がるまで長かったもンね。5年以上かかってしまいました(笑)。

ガン付け犀
宮地さんちの土鍋、タテヨコナナメ。

土鍋は日常品ですから、見慣れていて使うことに重点が置かれてしまいます。しかし宮地さんの作った土鍋は一つのデザインとしても優れているばかりか、成形も美しく、鑑賞に値します。どうか、じっくりご鑑賞ください。

タテ(画像1、5)
代々伝わる鳳凰柄。具象的には描けないので、これまで描くことを遠慮していたそうですが、長い間見ていたせいか、ようやく自然に描けるようになっていたという平成、宮地風鳳凰柄。図案化された巧さは、一目瞭然。このまま絵皿のように飾っみたくなります。

ヨコ(画像3)
土鍋の土は、土の性質が違って粘り気がないために、ロクロは挽き辛く、そこに土鍋づくりの難しさがあります。蓋と鍋のバランスの良さと形の美しさをとくとご覧ください。宮地さんのロクロを挽く技が光ります。 

ナナメ(画像4)
グイと持ち上げたくなるような力を感じさせる持ち手です。球形の持ち手もあり、宮地さんのデザインの独創性はこんなところにも発揮されています。 

テッペン(画像2)
蓋のテッペンは、宮地さんの鍋ではデザイン上、忘れてならないポイント。口の開いた円型、把手型、チューリップ型など、遊び心とオリジナリティにあふれています。
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宮地さんちの土鍋、いろいろ

宮地さんにとって、土鍋作りによる新しい発見は、土でした。火に強い耐火性のある土に出会ったことで、宮地さんはいろいろな土鍋を作り始めました。                
・ごはん鍋
土鍋で炊いたごはんは、土の持つ熱伝導によって、一粒ごとに際立つふっくらご飯。おこげの香ばしい匂いと共に、昔なつかしい味です。内蓋を取れば、土鍋としても使えるのが、宮地さんの自慢。ちょうど3合炊きのこの大きさがいとおしさを倍増させます。
・炉
ごはん鍋を置く鍋敷き代わりに使ってもいいですが、列記とした炉です。固形燃料やコンロ、炭などを入れて炊くこともできますし、ごはんの保温にも最適です。
・タジン鍋
モロッコの代表料理にある蒸し煮料理に使う鍋です。蓋に穴がないのは、野菜などか出る旨味成分たっぷりの水分を水蒸気で逃してしまうのを避けるため。水を一切使わなくても大丈夫、割れません。
・焼き芋鍋
胴体の方に数個の穴が開いています。「僕にとってはまだ実験段階ですが、たぶん大丈夫」と宮地さん。個展初日には、ギャラリーKAIで焼き芋焼きを自ら実験して、即売します。 
作品は、人なり
宮地さんは、まさに自然体。質問の答えの一つ一つに笑わされました。宮地さんをよく知る小林さんが「お茶目な作品群は宮地さん自身を表している」と言う通り、‘作品は、人なり’を実感するのでした。

明日の展望・希望

特に伝統的織部を守ってきた代々の家を継ぐ重責を担っている立場にありながら、常に自分がやりたいことをやっているだけと飄々とした姿勢は羨ましくもあります。
よくよく伺っても、窯は継いでも、織部を継ぐことにさほど意識はしていない様子。それこそ嫌だったら、やめてしまうとまで言い切ります。それは「やりたくなかったら、やらんでもエエ」という父親の育て方に依っていたのです。


さまざまなシリーズの中でいちばん得意なシリーズは?
「店に織部を並べたくて捜しているときに、東京のデパートの個展で宮地さんの作品に出会い、一目惚れしました」とギャラリーKAIのオーナー小林さん。

まぁ、全部得意といっちゃぁ、得意ですかね(笑)。

今までで苦労したことといえば?

そりゃ、まず技術が伴わなかった最初です。でもそれは毎日の積み重ねで、月日が解決したわネ。できなくても毎日やっていくうちに、ある日突然抜けれるンです。体に入るまでが大変やったワ。

宮地さんのキーワードを言うならば?

何でもアリ、ですかね(笑)。ちゃらんぽらんかもしれんけど、それが僕にとっての自然体。こだわりはないです。

一つの作風を追い掛けることに憧れは?
日常で使われる和食器を中心に、和のしつらえに欲しくなるようなガラス類や行灯、金魚鉢、またアクセサリーなども並ぶギャラリーKAI。どれ一つとっても、オーナーの小林さんの暖かいまなざしを感じます。

友達はやっとるけど、よぉ、こンだけ続けられるもンやなぁって、尊敬しちゃう。僕は憧れどころか、絶対無理やもン。

昔からこんなだったんですか?

いいや。最初っから、こんなンじゃなかったですよ。日展に出品するような会に所属していた最初の12〜3年は、ひたすら美術工芸品といわれる物をめざして作っていたンです、こんな僕でも(笑)。
たとえば当時、まん丸のものを作ってはダメだと言われたンです。どこか、グッと曲げなイカンとかね。若いときはそうゆうもンかなと思ってても、だんだん年いくようになると、おかしな話やナァて思うようになるンですよ。ナンデわざわざ変形しなアカンのって。
今はどうか知らンけど、昔は自分流に心遊ばして作ったようなものを提出したら、後ろめたい雰囲気があったンです。まぁ、合わンかったンやね。やってくうちに、欲求不満は溜まるし、肩が懲りだして…、こりゃ、いかンわなって(笑)。その会をやめて、ようやく気が楽になりました。

ノビノビと、宮地さんらしくなってきた。

これが僕らしいかどうかはわからンけど、性格やね。

では、この先の展望は?
工房を改造して5月からギャラリーに。古い民家をいかした造りは、宮地作品に出会うには最適の場所です。

最初、シリーズごとに個展を開く中で、その引き立て役にと、毛色の違うものも出していたンやけど、そのうちゴチャマゼになってきたモンで、これはイカン傾向にいっとるンやないかナと。実は最近少し反省してるンです。
いろいろなことやりすぎたものやから、今みたいな状態になっちゃったわけですよ。まぁ、さすがにこれ以上ジャンルを増やしたいとは思わンけど、自分の興味が湧くものが出てきたならばきっとまたやっちゃうでしょうしね。
この先50歳、60歳になった時に、これが一番てのは出てくるかもしれンけど、今はまだ何でもやりたい時期やから……。やっぱり、あれですね。まだまだ先のことはわからン、ゆうことですね。

それでは、とりあえず、今日明日の展望、いえ希望をば。

ンー、そうやねぇ。僕の作品は装飾が多いかもしれんね。何の装飾のない無地ものを出すのは、最初勇気がいりましたもン。コレ、僕のでエエんかなって。何かやらンと、物足りンのです。端っこにでも、柄をいれることで、安心感がある。
だから、焼けちゃってからでも、また上絵をつけたりしますもンね。やりすぎてもクドクなる。そう。僕の作品はクドイかもしれンね。この辺がまだ僕の消化されてないところ。これから考えないかンとこです。

サインは印判と、引っかいたような手書きサインがあります。土鍋の場合、さてどこ
にどんなサインがあるでしょう。
ジャンルが増えることを反省していると言っていながら、宮地さんは新たに黄瀬戸を手掛け始めたことを教えてくださいました。一般的に言われる透明感ある黄色ではなく、宮地さん好みの渋めの油揚のような色合と肌合いを出したくて、ただ今試験中とか。

祖父の代には博覧会などに出展する作家活動もしていましたが、もともと赤津は職人の町です。宮地さんは、その職人気質をベースに持ちながら美術工芸の世界を知り、そこから抜け出して、独自のスタンスを築いてきました。              

伝統の技をしっかりと踏まえた上で、あるがままにのびのびと自分流。お話を伺って、それが作品に如実に現われていることがよく理解できました。その自由な作陶の姿勢が、自然にどの作品からも醸し出されているのでしょう。だから、人は引き付けられる。それはできそうで、なかなかできないこと。芯の強さを要求されます。

なかなかコンコースから外れることのできない私たちだからこそ、自分流を知った宮地さんの、ある解放感を、無意識のうちに嗅ぎ取ってしまうのかもしれません。

自由闊達な心の放つ光は、時に力強く、また暖かく、それでいてどこかチャーミング。特にチャーミングさに、私は心惹かれるのです。これこそかつての古田織部の精神につながるのではないかと思うからです。       

宮地生成という作家の大らかさは、年を経ると、どのように表現されていくのでしょう。私は宮地さんの未来にとても興味が持つことができました。そして「先のことはわからン」というこの一言も気に入っています。           
         
今回の個展では、初日に宮地さんによる焼き芋鍋実験が行なわれます。もし割れちゃったら、どぉするんだろ。他人事ながら、心配です。いえ、楽しみです。
取材・文 山口登志子
個展案内
‘土鍋でごはん 宮地生成・土鍋展’
*土鍋展は終了しました。作品に関するお問い合わせは、ギャラリーKAIまで

ギャラリーKAI(ホームページはこちらから)
東京都文京区目白台1−24−9 目白台SKビル2F TEL:03−3944−8515
地下鉄有楽町線 江戸川橋駅1a出口 徒歩10分
JR山手線目白駅 都バス椿山荘行き または新宿駅西口行きにて目白台3丁目下車目白通り横断し、進行方向へ徒歩1分

展覧会の様子です。

ごはん用のお鍋から煮物用土鍋まで、大・小・デザインも様々な土鍋が大集合!三角帽のような蓋の鍋は「タジン鍋。」

土鍋の中に石を敷いて、サツマイモを焼きます。土鍋に空けられた穴は蒸気を逃すため。ホクホクして甘くてお客様にも大好評。期間中は毎日、焼芋、焼いてます!

今日の焼き芋の出来に、大満足の宮地さん。


プロフィール         
宮地生成(みやちいくなり)
昭和34年生まれ。飽津窯5代目。小学校5、6年の夏休みの宿題は焼き物だった。愛知県立瀬戸窯業高校卒業、陶芸専攻科卒業。日展入選6回。日本新工芸展入選6回。新工芸賞受賞。朝日陶芸展入選8回。ほか受賞多数。  

作陶する生活のリズムを愛犬(主水4歳)が作ってくれています。

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