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笑うというのは、本当に健康に良いことです。
笑うと免疫成分が増加して、(しかも免疫剤を使うより即効性あり)癌などにも効果があるという、医学的な研究もなされています。
でも、それ以上に、笑うことで閉じていたものが開いていくのは、誰もが体感したことがあるのではないでしょうか。
以前、某会社の社長さんを取材したとき、「どんなに部下を叱っても、最後には笑顔を見せるように話をする」と言われたとのを聞き、なるほどなと思ったことがあります。その方によると、人は意見されたり、叱られたりするとき、無意識に自分を閉じていきます。そして、閉じた状態のまま別れると、悪い感情が自家中毒を起こし、自分に向かえば落ち込み、人に向かえば恨みに変わります。
そんな不健康な状態で仕事をしてもらっても困るから、厳しいことを言えば言うほど、わざとくだらないことを言って、下を向いていた相手がくすっとなるような事を言うのです。相手がくすっとしたり、そこまで行かなくても、強ばっていた表情が少しでも和らいだ瞬間、すっと相手が開いて、社長さんの言葉が入っていくのを感じるのだそうです。社員の方も「恐いけど、暖かい人」と社長さんの人間性を慕っているようでした。
そのことが妙に心に残っていたせいか、私も友人からシリアスな相談をされればされるほど、笑いを取るような話し方をしています。ただ気を付けていることは、それが相手を馬鹿にしたり、傷つけたりするような事はゼッタイ言わないこと。むしろ自分のことで笑わせる方が、よほど効果的です。
以前、これも人に聞いた話ですけれど、人間の考え方というのは、究極「自己保身、他人批判」なのだそうです。だから、感情をぶつけあっていけばいくほど、平行線は免れません。それに対して、同じ事を笑えるというのは、これもまた究極の「共感」です。
つまり、何もしなければ平行線をたどるしかない人間同士の考え方に橋をかけることができるのが「笑い」なのではないかと思うのです。 |
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