凩(こがらし)イメージ画像
ゴッホ観て 凩の町 紛れ行く いずみ
 良く晴れた秋の日、黄色い銀杏がはらはらととめどなく降り落ちてきます。初冬の陽だまりは、何て居心地のよいことでしょう。赤い葉も黄色い葉も落ちて、過ぎ行く秋ならではの色模様を見せてくれます。私も愛犬もそんな銀杏落ち葉の中を歩くのが大好きで、歩きながら足元で鳴るカサカサとした足音を楽しみ、思わず落ち葉を手に余るほど拾ってしまいました。お気に入りのコーヒーカップに飾ってみましょうか。
 紅葉は黄葉とも記されます。葉が黄色に変わるものをこう表現するわけです。紅葉の代表が楓ならば、黄葉の代表は銀杏でしょう。金色に染まった銀杏の姿は眩いばかりです。そんな銀杏も凩が吹き始めると、たちまちその葉を落としてしまいます。凩(こがらし)は、木々の葉を吹き落として裸木にしてしまい、まるで枯れた木のようにするため「木枯らし」とも表されます。凩は、銀杏の実でもある銀杏(ぎんなん)さえ散り落としてゆき、一気に冬姿に変えてしまいます。
 親戚の家の庭には、何百年という古い大きな銀杏の木がありました。凩の頃になると、洗って干した銀杏をたくさん持って来てくれます。取れたての銀杏はきれいな薄緑色をしていて、とても柔らかく独特の風味があるので、私はいただいたら真っ先に銀杏のおやきを作ります。
 おやきと言っても、これは銀杏をたっぷりいただくものなので、つなぎの小麦粉はかろうじて銀杏がまとまるくらいの量を混ぜ合わせます。新鮮な銀杏そのものの甘味と香りを楽しむために、砂糖も控えめにすることがポイントです。焼いてから時間がたってしまうと味も香りも落ちてしまうので、ぜひ焼きたてをどうぞ。。
銀杏のおやき
銀杏のおやき
材料
銀杏 60〜70個
小麦粉、砂糖 各大1

作り方
1) 銀杏は殻をとり薄皮をむく。
2) すり鉢に入れて麺棒で上から押さえるように潰す。小麦粉と砂糖を加え全体をよく混ぜ合わせる。
3) 2)を平たくまとめ、テフロン加工のフライパンで5、6分両面を焼く。
*焼きたてを食する。
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[冬の食卓]
凩 冬籠 霜枯 風花
表紙
(こがらし)
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