青嵐 くるくる廻はる 布巾掛け 青嵐(あおあらし)イメージ画像
 風の強い日には、木々がザーッと音を立てて今にも折れんばかりに曲がりながら揺らいでいます。まるで、万緑が風に波打っているように見える光景が、青嵐という言葉です。山形の俳句の仲間から、さくらんぼのいただき物がありました。山形は言わずと知れたさくらんぼの産地。彼女の家の庭にはさくらんぼの大樹があるそうで、そこを青嵐が吹き抜けると、緑とともに赤い実も揺れて、さぞや綺麗だろうと思いを巡らせています。さくらんぼは友人が一つづつ摘んで、箱に詰めて送ってくれたものでした。とても美味しくいただくことが出来ました。
 昨今では栽培法の発達などにより、多くの果物が、その季節感を失なっています。そんな中でさくらんぼは、初夏の趣として欠かすことができないものでしょう。日本で生産されるさくらんぼは、高級品として知られています。出始めは特に高いため、もう少し待とうと思っているうちにシーズンが終わってしまったというようなこともありました。さくらんぼは、出回り時期が短い上に、日持ちの短い繊細な果物といえます。大ぶりのガラスの器に盛り込んで楽しむのも素敵です。
 日本産のものは、生で食べるのが一番なので、生のままシュー生地にのせた可愛いお菓子を作りました。最近は、より安価なアメリカンチェリーもたくさん入って来ていますので、これを利用するのも良いでしょう。アメリカンチェリーは、チェリーパイにしたり、ワインと砂糖でさっと煮てヨーグルトに入れたりと色々な姿で楽しめます。
 さくらんぼも夏の季語です。可愛らしい形が句に詠みやすいからか、俳句の題材としても人気があります。コロンとした形といい、きれいな赤い色といい、お菓子作りには格好の素材といえるでしょう。
さくらんぼのシュー
さくらんぼのシュー画像
材料 一人分
シュー生地
A(牛乳・水 各60cc バター 50g グラニュー糖 小2 塩少々)
薄力粉 75g(ふるっておく)
卵 2個 
あんずジャム 80g
キルシュ 大1と小2
生クリーム 150cc
さくらんぼ、ブルーベリー 各適量
粉砂糖 大2弱 ミント 適宜

作り方
1) 小鍋にAの材料を入れ火にかけ煮立て、バターを溶かす。いったん火からおろし、ふるった薄力粉を一度に加え木べらで練る。再び火にかけ、一気に木べらで勢いよくかき混ぜる。粉っぽさが消えたら火から下ろす。生地が熱いうちに割りほぐした卵を少しずつ加え混ぜる。卵が全体になじんだら、木べらで充分練りこむ。
2) 天板にオーブンシートを敷き、そのシートが動かないようシュー生地を使って四隅を貼り付ける。シュー生地を大さじ1くらいすくって天板にのせる。厚さ5mm、長さ7cmくらいの大きさにそれぞれ伸ばす。(手に水をつけてのばすとやりやすい)200度のオーブンで約10分焼く。
3) あんずジャムは、キルシュを加え火にかけてのばす。生クリームに粉砂糖、キルシュ小さじ2を加え泡立てる。
4) 2)の上にあんずジャムを塗り、泡立てた生クリームをのせ、さくらんぼ、ブルーベリーを飾る。仕上げに粉砂糖(分量外)を振り、ミントを飾る。
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[夏の食卓]
夏座敷
草いきれ
青嵐
短夜
表紙
(あおあらし)
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