日永(ひなが)画像
大好きな ガーディニングをして日永
子供の頃、よく千葉の海に潮干狩りに行きました。潮が引いた浜辺を掘返したり、浅瀬で貝のありかを足で探ったり……夢中になって浅蜊(あさり)や蛤(はまぐり)をとりながら楽しいひとときを過ごしました。一日中たっぷり遊んだそんな折には、子供心にも、日が暮れるのが遅くてよかったとつくづく思ったものです。
 暦の上で一番昼が長く夜が短いのは、夏至(6月22日頃)なのですが、冬が終わり、春を迎えた頃というのは、春の訪れが待ち遠しくてしかたがないという思いがそうさせるのか、最も日が延びたような印象を私たちに与えます。こんな感じ方を「日永」といい、春の季節の言葉となっているのです。
 こうして、楽しんだ潮干狩りの成果は、焼き蛤や、潮汁、和えものなどになって食卓に並びました。今でも、私はそんな風に楽しんでいますが、立派な蛤が手に入ったときには、ちょっと洒落て飯蒸しにします。蛤のうまみの出た汁で炊いたもち米は味わい豊かで、とても喜ばれる一品です。
蛤のあんかけおこわ
蛤のあんかけおこわ
材料
蛤 大粒4個
もち米 1カップ(1時間以上水につける)
葛あん(出し汁 400cc 酒 大2 淡口醤油 小2 塩 少々 
葛粉 大1強[同量の水で溶いておく])
小麦粉 揚げ油

作り方
1) 鍋に蛤と水2カップを入れて火にかける。蛤の口が開いたら火を止め、身を取り出す。汁はそのままとっておく。
2) 蛤の身は、小麦粉と水少々を合わせた衣をつけて、さっと揚げておく。
3) 水気をきったもち米と蛤の汁を混ぜ、米の2〜3割増の水分になるように水加減をする。(水の分量が足りなければ加える)ラップをして電子レンジに5分ほどかける。上下ひっくり返し、さらに5分レンジにかけ、ラップをしたまま置いて少し蒸らす。
4) 鍋に葛粉以外の葛あんの材料をいれ火にかける。煮立ったら、水で溶いた葛粉を加えてとろみをつける。
5) 器におこわ3)を入れ、2)をのせ、4)をかける。あれば木の芽をあしらう。
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[春の食卓]
長閑 日永
摘み草
桜鯛
表紙
(ひなが)
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