日本人に生れてよかったと思うものの一つに、桜の美しさを楽しめることがあります。俳句の世界では「花」といえば桜の花を指し、春の季題になっています。春の大地を艶(あで)やかに彩るのが桜なら、春の海に身を躍らせるのが桜鯛です。正確に言うと、鯛の旬は冬から春にかけてですが、春になると、産卵のために内海に集まってきます。婚姻色で紅色の体色が鮮やかになり、味わいを増す時期が、春。ちょうど桜の花が咲く頃にあったっているので、桜鯛、または、花見鯛と呼ぶのです。鯛というと、和食と思いがちですが、私は洋風に仕上げた料理も良く使います。鯛を蒸し上げてオレンジ果汁入りのマヨネーズソースをかけた一品は好評でした。
連載表紙へ
(さくらだい)
(つみくさ)
(のどか)
(ひなが)
※各季節のことばをクリックすると、句と料理のページへリンクします。
Copyright (c) 2001-2003
i-sys.ne.jp
All rights reserved
.