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赤や黄に染め上げられた木々が、陽に輝いている山野の眺めは、日本の秋の象徴といえるでしょう。紅葉狩は、昔も今も秋ならではの行楽の一つといえます。私の住んでいる近辺にも、秋になると真っ赤に紅葉する、見事な紅葉(もみじ)に包まれた坂道があって、俳句仲間と散策し吟行を楽しみます。
紅葉狩が目の楽しみというのであるならば、食の楽しみは茸狩(たけかり:キノコ狩)ではないでしょうか。茸の王者は、何といっても松茸です。近年は、外国産が大半ですが、それでもそう気軽に買うというわではありませんね。
松茸は、そのものが主役です。香り、食感、それに尽きると思いますし、私たちはその特徴を満喫したいと、秋を待っているようなところがあります。ですから、なるべく余計な手を加えずに料理します。以前、銀座のお料理屋さんで体験した料理を真似てみることがあります。松茸を丸ごと天ぷらにし、揚げたてを懐紙にくるんでスダチをキュッと絞ってかぶりつきます。
今回は、松茸のステーキ丼にしてみました。松茸を大ぶりに割いて使うのがポイントです。松茸の風味や食感を口一杯に味わえる贅沢な丼です。いかにも松茸を食べたという感じがして、満足感はひとしおです。立派な椎茸やエリンギなどでも、この食感の醍醐味は味わえます。お試し頂きたい一品です。
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